ゆーるるのゆるゆる日記

二児のワーママのブログです。

【感想・レビュー】「学びを結果に変えるアウトプット大全」はアウトプット方法の辞書!

こんにちは、ゆーるるです。

書店で見かけて、気になって手に取ってみた「アウトプット大全」。

これまでに28冊の本を出してきた、精神科医でありながらベストセラー作家でもある、樺沢紫苑さんの新作です。

今まで、こういう「行動しよう!」系の本を読んでもなかなか実行に移せず積みっぱなしだったのですが、この本を読んで実際にやってみよう!という気にさせてもらえたので、決意表明も兼ねて、感想をまとめてみました。

  • 本を読む時間がなくて積みっぱなし
  • アウトプットをしたほうがいいのはわかるけど、具体的に何をしたらいいかわからない
  • 自分に自信が持てない

という人にはおすすめしたい本です!

おすすめポイント

読んでいて、本の作りとして「いいなあ」と感じたポイントです。

すいすい読める

この本は、あらゆるアウトプットの方法を、大きく「基本」「話す」「書く」「行動する」の4カテゴリに分け、全部で80の学びと、7つの実践法で解説してくれています。

  1. 本を開く
  2. テキストを読む
  3. 図解を見る
  4. まとめの一言を見る
  5. 本をめくると次のテーマ

この流れで、どんどんテンポよく進むので、時間を忘れてあっという間に半日足らずで読み終わりました。

しかも、それぞれが独立したテーマになっているので、どこから読んでもOK!な構成になっているところが、読書のハードルを下げてくれています。

辞書のように使えそう

見開き1つにつき、1つのテーマ(収まりきらないときは次の見開きまで)でまとまっているので、本を開くと必ず左上に小テーマのタイトルが書いてあります。

この構成のおかげで、あとで気になった時に見返しやすいです。

会社員向けの内容が多めで、育休に入っている自分にはタイムリーでない話題も多かったのですが、必要になったときにまた読み返したいな、と思っています。

今、会社員の人が読んだとしても、

  • 新入社員でビジネスマナーがあまりわからない
  • 部下を初めて持ったけどどう接したらいいかわからない
  • 会議に出るようになったけどうまく発言できない
  • プレゼンがうまくできない
  • 企画を任されたけど、いいものが思いつかない

といった感じで、その時どのステージにいるかによって、この本で読むべきところは変化していきます。

一家に一冊置いておけば、その時々で、この先の人生を豊かにするための学びを得られそうだなぁと感じました。

特に心に響いたポイント

ブログは最低100記事書こう

ブログを始めるのなら、最低でも100記事を投稿しないとまったく意味がなく、ブレイクしたいのなら3年は続ける必要があります。-「学びを結果に変えるアウトプット大全」より引用

学びでなくて実践の話ですが、ブログを頑張り始めた私には、ここは一番響きましたw

著者自身、様々なネットメディアを運営した経験によると、「100-300-1000 」の法則があり、

  • 100記事:ある程度の人が見てくれるようになる
  • 300記事:検索で数ページ以内に表示されやすくなる
  • 1000記事:検索で1ページ以内の表示が増えて、月間数万〜10万PV以上を期待できる

という法則があるそうで。

100記事書いてやっとスタートラインだよねって感じでした。

もっと戦略的にやれば、少ない記事数でもアクセス数アップは見込めるのかもしれませんが、ゆるーくやっていきたかったりすると、確かに最低限のベースなのかな、と感じます。

「とにかく書け!」っていうのは有名なブロガーさんもよく言ってますし。

下手でもとにかく書かないと、ブラッシュアップもできないよなぁ、とも常々思ってはいました。

とはいえ、どれくらい頑張ったらいいの?っていうのが見えなかったりしたので、明確に「まずは100頑張ればいいんだ!」って思えたことで、真剣度が増しました。

正直、5ヶ月児を育児しながらだと時間のコントロールがまだまだ難しくて「ほんとに毎日更新できるかな…」って不安も感じますが、最近改めて書き始めて「やらなきゃ始まらない!時間は生み出すもの!」というのを実感しつつあるので、頑張ってみたいと思います。

ポジティブは人生を変える

ノースカロライナ大学の研究では、職場で話される会話のポジティブな言葉とネガティブな言葉の割合(ポジティビティ比)を調べたところ、その比率が3対1以上でポジティブな言葉が多いチームは、ビジネスで極めて高い利益を挙げ、チームメンバーからの評価も高いものでした。(中略)仕事での成功や、良好な人間関係を維持するためには、ポジティブな言葉がネガティブな言葉の3倍以上必要であるということ。(中略)ポジティブなアウトプットを増やさない限り、成功や幸せには繋がらないのです。-「学びを結果に変えるアウトプット大全」より引用

上記に示されている、「ポジティブであれ」というテーマは、本著を読んでいて随所で感じられました。

特に妻である身としては

ポジティビティ比が5対1を下回ると、夫婦は高い確率で離婚にいたり、ポジティビティ比をもとにした離婚予測の94%が的中しました。-「学びを結果に変えるアウトプット大全」より引用

という記述は特に胸に刺さりました。

これまでの経験から、ポジティブな声かけとか、失敗に対してポジティブに考える(次はどうやったらうまくいくか)ことは、健全なサイクルを回すと思っていて、日頃から努力してはいましたが、改めて「自分の人生のためになることなんだなぁ」と感じました。

我が家でも、夫婦間でのポジティブな声かけや「ありがとう」をこまめに言うなどは、意識的にも無意識的にもかなり実践できてると思ってますが、おかげで夫婦関係は非常に円滑に回っていると感じています。

他にも 「悪口は百害あって一利なし」とか「愚痴っぽくなるよりポジティブな振り返りを」とか…

自分自身、「ポジティブを心がけよう」と思うようになったきっかけでもありますが、ネガティブなことばかり言ってる人ってとにかく感じが悪いんですよね。

しかも、表情が暗かったり歪んだりしていて、人生が楽しそうじゃない。

行動すれば変わりそうなのに、ずっと愚痴ばかり言っていてその環境から抜け出そうとしないから、何も変わらない。

私もかつては自分大嫌いでネガティブの塊でした。

でもこのままじゃだめだと思って、頑張ったら正社員になれて(2年ほど既卒でした)、1人暮らしできるくらい稼げるようになって、結婚して出産することもできました。

世の中もっと輝いてる人はいて、まだまだそういう人たちには追いつかないけど、どん底からは這い上がれたんじゃないかなぁと思ってます。

ポジティブに行動することってほんと大事です。

3つの気づきと3つのTo-Do

これはノートの取り方で出てきた言葉です。

インプットして一番大切なのは「気付きを得ること」。

2時間セミナーを聞いたら、最低3つの気付きを書いて、さらにその気づきを行動に変えるために「3つのTODOを書く」と良いそうです。

昔からノートの取り方が下手で、ためにセミナーを聞きに言ったときも聞いた内容をどうまとめればいいのか?っていうのが今までわかってませんでした。おかげで当然のようにアウトプット下手です。

でも、この「3つ」ルールなら頑張れそうな気がします。

今は勉強会やセミナーになかなか気軽に行けない状況ですが、何かをインプットしたときには、心がけようと思いました。

10:0のインプットより1:1のアウトプット

ほとんどの人はインプット過剰になっていて、7:3の割合でインプットが多いそうです。

理想的なのは、3:7の割合でアウトプットを増やすこと。

以前、私はある実験をしました。170万部を超える大ベストセラー『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社)を読んだことのある30人に、「アドラー心理学とはどんな心理学ですか?」と質問しました。的確に答えられたのはたったの3人でした。わずか1割です。(中略)約9割の人は読書をしたり、講義を受けたりしても、「わかったつもり」になっているだけで、実際は知識として定着していないのです。-「学びを結果に変えるアウトプット大全」より引用

私も、かつて『嫌われる勇気』を読んで感銘を受けた1人ですが、当時読んだっきり何もアウトプットをしていませんでした。

そして、「アドラー心理学とは?」と問われたとき、的確に答えられる自信は全くありません。。

たとえ本を10冊読んでも、一切アウトプットをしなければ、全く意味がないことなんだなと思いました。

今まではサボってしまってましたが、アウトプットをしっかり実践していけば、自分の中に知識として定着するだけでなく、ブログの記事として公開すれば立派な1コンテンツになるし、どんな本を読んでどんなことを考えているのか知ってもらえる機会も自然と作れて、いいことづくめですよね!

育児しながらではゆっくり本を読む時間は取りづらいですが、月1冊くらいなら読めるかもしれません。

今はFP2級の勉強と英語の勉強もしているので、優先順位が下がりますが、何か本を読んだときには、必ず記事にまとめてアウトプットに繋げようと改めて思いました。

それに、出産前は映画好きで1人でよく見に行ってたんですけど、うまくアウトプットできなくて、もったいないなーと思ってたんですよね。

著者の樺沢さんは、映画を見たらすぐにA4ノート見開きに感想を書きまとめていると、本著に写真つきで紹介されていました。

また映画をゆっくり見る機会ができたらぜひ真似したいなと思っています。

本を読んで立てた目標

この本を読んで立てた目標を残しておこうと思います。

・毎日ブログ更新 ・本を読んだら1記事書く ・資格勉強は、教科書を読んだら3:7の割合で問題集を解く

まとめ

この本を読んだからには、記事をアップしないとお話にならないな、と思って即まとめてみました。

読書感想は消えてしまったブログ含めると3つくらい今までにも書いていますが、全く慣れなくてうまくまとまりません( ̄▽ ̄;)

この記事を書きながら心から反省したことは、「記事にする材料作りを怠っていた」ことです。

今までも本の感想を書こうとしたときに、その都度本をめくって見返して、かなり効率悪かったんですよね。

そのめんどくささも、アウトプット不足につながっていました。。

この本にも「本にはどんどん書き込め!」とありましたが、やってませんでした。その結果かなり苦労していて後悔しています。

どうしても本に直接書き込むのは抵抗があるので、次回からは、本の横に必ずお気に入りのボールペンとA4ノートを用意して、

  • ハッとした言葉を記録
  • 引用したい言葉は一字一句抜き出す
  • 抜き出した言葉について自分が感じたことや考えたことを書く

このあたりをしっかりメモ取りながら読みたいなと思います。


学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)